初心者の方がイチから水槽のサイズなどに合わせて器具を揃えるのは大変です。
なので、水槽セットとして売られているものを購入するのが手っ取り早くおすすめです。
まずは水槽セットを購入して、足りないものがあれば追加すれば良いでしょう。
水槽セットは基本的に以下のものがセットになっています。
水槽本体
水槽は置く場所や飼いたい生き物に合わせてサイズを決めましょう。
ショップでは生き物が幼体で販売されている事が多いので、成長した場合の最大サイズをよく調べておきましょう。
水槽フタ
生き物の飛び出しや、水ハネを防いでくれます。
水槽用ヒーター
熱帯魚などは急激な水温の変化が苦手です。生き物が快適に過ごせるように水温を保ってくれます。
ろ過装置
生き物のフンや餌の食べ残しで水槽内の水は日々汚れていきます。
そこから発生した有害な物質をバクテリアの力で無害なものに分解してくれます。
水槽用照明
無くても生き物の飼育はできますが、あれば水槽を鮮やかに演出してくれます。
また、水槽内に1日のリズムを作ってあげる事で健康的な飼育ができるので、毎日決まった時間に点灯、消灯してくれるタイマーと併用するのがおすすめです。
水草を育てる場合には必須のアイテムです。
水槽は水を入れるとかなりの重量になります。
60cm水槽で約70kg、90~120cmで150kg~300kg、150cm以上の大型水槽ともなると400kgを優に超えます。
また、一般的な家具は水槽を置く事を考慮して作られていない為、重量や湿気によって歪みが生じる場合があります。
その歪みによって水槽が割れてしまう危険があるので、専用の水槽台を使用しましょう。
水道水には殺菌のためのカルキ=塩素が含まれています。
人間には無害な濃度ですが、魚やエビなどの生き物にとっては有害なものなので、カルキ抜き剤を使って中和する必要があります。
また、水道水には鉛や銅といった重金属も微量に含まれていて、生き物にダメージを与えるので無害化する必要があります。
市販されているカルキ抜き剤の多くにはカルキ抜き、重金属無害化、生き物の粘膜保護成分が含まれているので、適量を入れるだけで生き物にやさしい水を作ることが出来ます。
水温計は、生き物が快適に過ごせる水温を維持するために重要です。
また、水換えや生き物の導入時に急激な水温変化によるショックを避けるため、温度を合わせる必要があるので2本あると便利です。
綺麗な水槽を維持するにはメンテナンスは欠かせません。
バケツ
水換えや購入して来た生き物の水合わせ、一時避難など使用する場面が非常に多いアイテムです。
10ℓ~20ℓほどの持ち運びがしやすいサイズが2、3個あると便利です。
メラミンスポンジ
水槽の壁面についたコケを落とすのに便利です。
”激落ちくん”などの商品名で100円ショップなどで販売されています。
水換えホース
水槽の水を吸い出すポンプとホースが一体になったものです。
代表的なものに”プロホース”があります。
スポイト
狭い場所に入り込んだ生き物のフンや食べ残しを吸い取ったり、水合わせする時に重宝します。
生き物を掬うネット
生き物を掬うほかにも水槽内のゴミを取ったりなど出番の多いアイテムです。
以上の5点は最低限用意しておきましょう。
これで熱帯魚を飼育する用意が整いました。
それでは水槽を立ち上げていきましょう!